| Satanic Pink Champagne by.Hi-Heel K. |
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水割のグラスも忘れて、身を乗り出 していたキッズ達が驚いた声でいう。 "博多弁喋ってるぜ−" 新宿の信用金庫 の地下という、場違いなスペースにロ フトがある。ステージのセッティング の間、一服しているハードコアパンク スを横目に、急な階段を降り、満員の スペースにようやく滑り込んだ所で突 然のブギで始まったモダンドールズの ステージ。煙草を投げ捨てたパンクス 達が、慌てて階段を駆け降りて来る。 ■'83.9.3/RUIDO(新宿) |
モダンドールズの名はかなりキャッ チされているにもかかわらず、そのス テージを見る事ができなかった、トー キョーキッズのフラストレーションを 分かって貰えるだろうか。都内のライ ヴハウスに、彼等と同名の東京のバン ドが出演した時には、博多のモダンド ールズだと思ったキッズからの問合せ が殺到したのだから。 歌詞にもかなり美食家の佐谷の、キ ュートでパンキッシュなヴォーカルと 弾けるシャンペンの様なダンス。 モダンビートのスコールで一気にソ ーダポップ迄飛ばした所で、ロンリー ボーイのバラード「バレンチノ気取っ て」 リードを取る平山は、デイトマ ス・ブラウンやリンク・レイを思わせ る硬質のギタリスト。そしてこのシャ イなデイトマスは、ジャングルビート 迄タイトにこなしてしまうのだ。 次の曲はジャングルビートから一変 してロッカバラード「ストレイキヤツ トブルース」モダンドールズから、ス トリートラバーズの為に。 客の中にはバンド関係もかなり入っ ていて、身じろぎもせずステージに見 入っていた。彼等にとって博多という 所は、次々にビートバンドが飛び出し て来るミステリーゾーンであり、また 博多ほど、ビートに関して贅沢な地域 はないという。そこからいきなり現わ れたモダンドールズはやはりカルチャ ーショックなのだ。アップテンポのダ ンスナンバーを最後に彼等はステージ を降りたが、鳴り止まないアンコール に次のバンドはステージに出られず、 再度モダンドールズの登場。 今夜は Satanic PinkChampagneのスコール に濡れてダンスするしかない。 乾杯。 |
![]() ■'83.9.5/ロフト(新宿)
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