どうなる福岡の音楽シーン
状況は変りうるか?


 1979年6月、1980年代のあと半年、時代がもし10年の
周期で数えられるなら、まさに70年代決算の年である。
我々はまだ若く、50年代、60年代との比較は観念的に、
無理ではあるが、70年代の福岡の大きな流れは、その世
代を生きてきた我々のその体験を通して語る事ができる
と思う。Blue-Jug 編集部が創刊にあたって事前に一
般アンケートを行なった結果、その項目の中の“貴方は
福岡の音楽状況を把握していると思いますか?”の問いに
対して、圧倒的多数の人が、Noと答えている。そして
“それについてどう思いますか?”という問に対しては、
“もっと色々知りたい”という答えと“良く分らない”
という答えがほぼ半数づつを占めていた。

 確かに、福岡に居て得る事の出来る情報は、東京に本
社をおく大手出版社の発行する雑誌を通しての、全国的
なプロミュージシャン、音楽界の動向がほとんどで、地
方都市福岡に住む人々にとっては、そのまわりの状況が
どうなっているのか、つんぼさじき同様である。
 特に福岡という街は、横のつながりが薄くなかなか総
合的にはつかみにくい状態である。
 さて福岡での音楽への関わり方は、各人それぞれが異な
っていて、いちがいに言う事は出来ないが、その大多数
の人達の胸の中では、70年代の総決算と、80年代への大
いなる飛躍の目測がなされている事と思う。
かつてフォーク王国と呼ばれ未曾有のアマチュアグルー
プも生み育んで来た福岡の音楽状況は現在一体どうな
っているのだろう。Blue-Jug 編集部ではこのなかなか
表面化しない福岡の現在の音楽状況と、その明日を我々
なりに把握分析する事をこころみた。そしてその資料と
して福岡の音楽シーンに様々な形で関わっている方々に5
項目の問を用意して、その答えを研究してみた。
 御多忙中御迷惑をおかけしました方々にこの誌面をか
り深く感謝申し上げます。

 Q1 現在へ福岡の音楽シーンはどのような状況にあ 
 ると思いますか?

 Q2 何故そうなったと思いますか?

 Q3 これから福岡の音楽状況はどうなっていくと思 
 いますか?

 Q4 又これからの音楽状況はどうなったらよいと思 
 いますか?

 Q5 そのために、あなたはどういう動きをとる事が 
 出来ると思いますか?

 上の問いの1,2は、結果と原因の把握。3,4は、
今後の予想と理想、そして解決策5となっている。これ
ら順を追ってアンケートを基に考察していこう。

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