モッズのライブは通常、「キメキメ」の選曲が並ぶ事は、実は余り無い。あの「TWO PUNKS」でさえやらない時が結構あるのだ。ヒット曲の「バラッドをお前に」だって滅多に聴く事は無い。ところが、この2日間は「これでもか!」という位、直球勝負のセットリストだった。
初日いきなり「COUNTER ACTION」「LET’S GO GARAGE」が2曲続けて来た。2日目の1曲目は「激しい雨が」。レアなナンバーも数曲あったが、基本的には力強いモッズの新旧代表曲が並んだ。「MAN OF THE MATCH」なんてまるで10年以上やっているかのように堂々と響いた。2日目はオープニング・アクトで出たマックショウのメンバーやこの日トラベラーズのドラマーとして出演した浦田賢一さんを交えてのスペシャル・セッション(中でも森山さんがハープを吹いて始まったルート66には博多のロックの真髄を見た)があり、アンコールの最後はなんと「LOOSE GAME」「TWO PUNKS」の2連発!普段のツアー選曲ではまずあり得ない。これで満足しないヤツはモッズ・ファンじゃないでしょう。
この年末に行われたツアー・タイトルは「THANX GIVING」。ファンとともに25周年を祝いましょう、という気持ちがこの珠玉の選曲群に込められてた気がします。森山さんのステージ・アクションもいつもより派手な気がしたし、終始笑顔だった。次回からはまたいつものストイックなライブに戻るのかもしれないけど、こんなサービス精神たっぷりのライブもいいな、と思った。ま、普段無愛想という訳では決して無いけどさ(笑)。