10年ぶりに山善の家を訪ねると、愛犬“ステラ”が山善にソックリな泣き声で出迎えてくれた。(まじで、山善が犬の鳴き声の真似をしてると思った (^^;)。 年末には新作CD「GIFT」の発売も決まり大忙しの山善だが、10月24日から始まるYAMAZEN絵画展にちなみ、「アート」について直撃した! ※↑山善の絵の前でポーズする“ステラ”と“EVE”
山部善次郎(以下、山善): そうね。カメレオンレーベルからファースト・アルバム「DANGER」を出すときにジャケットをどうしようかという話になって甫足さんから「山善、絵がうまかったやない。描いてよ」って言われて。それで、描くことになったわけよ。30分くらいで描いたかな。 あれは、そのアルバムの時計です。ファンの子が作って送ってくれました! で、ルースターズやサンハウスのマネージャをしよった柏木省三がプロデュースしたセカンドアルバムの「NATURALLY」のときも、「山善、うまいけん自分で描いてよ」って言われて描くことになったわけよ。ペイントマーカーで描いたけど、直ぐに出来上がったね。 そしたら、森山(THE MODS)から電話がかかって、武道館でライブするけんって言うて「山善、描いてよぉ」って。 森山から言われたらねぇ。天下のSONYやし、森山やし。「じぇ〜〜ったい描くじぇ!」って言うて引き受けたよ。取り掛かってから2〜3日悩んだけど、描き始めてからは早かったね。
あれは、そのアルバムの時計です。ファンの子が作って送ってくれました!
で、ルースターズやサンハウスのマネージャをしよった柏木省三がプロデュースしたセカンドアルバムの「NATURALLY」のときも、「山善、うまいけん自分で描いてよ」って言われて描くことになったわけよ。ペイントマーカーで描いたけど、直ぐに出来上がったね。 そしたら、森山(THE MODS)から電話がかかって、武道館でライブするけんって言うて「山善、描いてよぉ」って。 森山から言われたらねぇ。天下のSONYやし、森山やし。「じぇ〜〜ったい描くじぇ!」って言うて引き受けたよ。取り掛かってから2〜3日悩んだけど、描き始めてからは早かったね。
山善: 森山が2年前にインディーズでやるって宣言したやん。あんとき、いたく感動してね。すぐ描いてロッカホリックに送ったったい。そしたら、当時ツアーマネージャをやってた佐々木(ex.ザ・シャム/THE HUNDREDS)から礼状がきたね。 その後だったかな、沖縄の宮古島に行ったときに森山達に偶然会ってね(笑)。 俺もライブがあったし、森山達はツアーの最終日やったったい。乗り換えの時のバスに乗ったらクリちゃん(山善の奥様)が「刺青いれた人が笑ってる」って言うけん見たら、北里がくさ、笑いよったい。森山は後ろのほうで気まずそうに挨拶しようったい。 その後、荷物受け取りのとこでやっと挨拶して。うちのかみさんを紹介したりしてね。で、俺のギターが先に出てきたけん、ギターを出して弾こうとしたら佐々木が「止めてください。それだけは」って駆け寄ってきたもんね(笑)。 宮古島でモッズのライブを見にいったけど、凄かったね。お客の元気のいいこと。感動した。
山善: 俺は下書きとか無しで、いきなり描く。描いていきよったら、構図が見えてくるわけよ。
山善: それは、そうよ(笑)。漠然としたイメージはあるわけよ。 今回の「朝日は、すぐそこまで」は、レコーディング中に湧き上がったイメージやし。山善バンドは大酒のみばっかりだから、それを絵にしてみようかなと。場所は西中洲の「BODAI」。うちのバンドでベースを弾きよぉ、正木の店。 坂田さんとこの「鬼平'Sバー」も描きたかったど、ちょっと時間がなかったったい。 レコーディングが3ヶ月かかったけんね。 で、話をもとに戻して工程の話やけど、描くまでに時間がかかるけど、描き始めたら下書きもせんし、早いわけよ。工程っていう工程がないっちゃん。
山善: うん、いろんなのに描くよ。ビンは、家で飲み会がよくあって空き瓶がどんどんたまるったい。で、なんとなく描いてみようと思って始めたら、どんどん増えてくさ。100本くらいあるっちゃないかな。それを、今回の個展に全部出すとよ。
山善: そーよ。ギターにも描くし。前回の個展では8本くらい描いたかな。大きいサイズになるとキャンパスは板で作って描くし。
山善: これは、北九州の某ライブハウスの奴から頼まれて描いたけんキャンパス地やばってんくさ。でもね、その人が金を払いきらんけん、ここにあるわけ(笑)。「Rock'nRoll Tripper」というタイトルで200号よ。だいたいは、板に描きようとばってんくさ。
山善: 0号とか10号とかの小さいのだったらいいんだけど、大きいサイズになるとキャンパス地はブヨンブヨンするけん、好かんったい(笑)。
山善: そうよ。まさか松本さんが買うやら思わんし。ああいうふうにお客さんがいっぱいCBに入ったらいいなと思いながら描いたったい。 楽屋で柴山さんが化粧をしよろうが。そして下山、花田、池畑やスマイリー原島もおるし。会場ではモッズとロッカーズが喧嘩しよったり、マ○ファナ吸いようともおるし、甫足さん(ボーダーライン)が即売しよぉ(笑)、2階で松本さん(ジュークレコード)が見よう・・・。よぉ〜〜見てんしゃい。そこまで描いてますから。ちなみにタイトルは「South Side Shuffle」です。
山善: で、ステージで演奏してるのは俺達やけんね。
山善: 俺の絵は、福岡市のいろんなとこで見ることができるとよ。 ※奥様のクリコさんに助けていただき一覧を作っていただきました。 三宅うどん(呉服町)---山善がよく行くうどん屋さん TRACKS(二丈町) SUN SET(二丈町) B・B(大名) BeBe(千代町) Juke Joint(天神3丁目) BODAI(西中洲)---山善バンドの正木さんのお店 秋月城(千代町)---山善の実家がやってらっしゃる古美術店 CROSS+ROADS(平尾)---山善バンドの後藤さんのお店 NAMAZU(春吉) STAFF事務所(桜坂) jamp(中洲)---近日OPEN予定の曾我氏のお店
※奥様のクリコさんに助けていただき一覧を作っていただきました。
山善: オープンした時から。(笑)
クリコさん: やさしい感じの絵だからね。 山善: トイレにもあるとよ。全部、俺の絵よ。
山善: うちの店。
山善: いや(笑)。うちのベースの正木の、西中洲の店たい。そこには、マコちゃんが影響を受けた“Buddy Holly”の絵が飾っとぉよ。 改めて書き出したら、だいぶあるよね。俺の親父の秋月城(古美術店)は300号くらいの大きな絵があるしね。 それと、今描きよぉ絵が、曽我(山善バンドの元ギター)が10月から始める「jamp」(中洲)の店の前に飾る事になっとぉ。
山善: 最初は、小学校のときに油絵を習いよったったい。音楽は“2”やったけど、図画と体育は“5”やったもんね。絵画コンクールなどで1位やらになりよったし。・・・・これは書かんとっちゃってんしゃい。イメージが(笑)。 で、某付属小学校に行きよったけどレベルが高すぎて付属中に行かれんやったけん、警固中に行くごとなって、そして、音楽をするごとなったったい。警固中に行かんやったら、今頃音楽をしよらんかったかもしれんね。
山善: 警固中でいっしょやった板東やら角野やらドリルのメンバーから今でも言われるっちゃけど、中学校の時から朝早く来て黒板に女の裸の絵ば描きよったって。高校のときも、朝日新聞のコンクールで竹下駅をスケッチしたのが新聞に載ったし。そのころは油絵は描いてなかったけど、絵は好きやったね。 そうそう、それと14歳のときに6600ボルトに感電して闘病生活したときに、ギターも弾きよったけど、よくスケッチをしよったとよ。片目でね。 クロッキーは、その時にしっかり養われたと思うね。
山善: ゴッホとゴーギャン。他にいっぱいいるけど言いだしたらきりがないけんね。
山善: タッチが強烈なとこやね。俺は、だいたい綺麗に描ききらんわけよ。気持ちだけでいくけん。
山善: うん。しょっちゅう。「どげん?」って聞いたり。「その横は“黄色”がいいんじゃないの」って言われるけど・・・・、俺の心は“青”って決まっとぉけん青にすると、えらい腹かくもん(笑)。
山善: いろいろあるよ。お互い相乗効果があるしね。 絵を描くときもブルースを聞きながらが多いかな。John Lee Hooker とかくさ。 ブルースが、どうも良かごたぁね。呪(まじな)いのような妖しい響き、ゆっくりとしたブギーのリズム。恍惚の中、不思議と筆がはしり続ける・・・。
山善: 聴かんよ(笑)。日本語は耳に入るけん駄目やね。 かと言って、ジャズでもないしね。・・・やっぱり、ブルースが一番よかごたぁ。
山善: 絵が乾くのを待つ時や、行き詰った時には、ソファーの横に置いてるギターを持って弾くわけよ。そこで曲ができたりね。 逆に音楽に没頭した後、その思い出を絵にするとかね。 この「HEART STRINGS STUDIO」もそうよね。レコーディングが終った時に、あのハードな作業の思い出として描いたんだけどね。 俺、レコーディングするときはテンションが上がるったい。で、音に対してメンバーからいろいろ意見が出るけど、今までは俺がブチキレよったけん皆黙っとったったい(笑)。けど、今回は俺が大人しいけんさ、いろいろ言うてくるやん。そしたら我慢しとぉけん、ク〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと頭のてっぺんまできて、頭がチギレソウになるわけよ(笑)。
山善: そうやね。「ちゃんと、ゆっくり録りたい」ってメンバーがセツに俺に言うたけんね。それと、今回は俺のFavoriteなドラマーの坂田さんもおるけんくさ。 もちろん、川嶋(シ−ナ&ザ・ロケット)とも「CHAMELEON MAN」と「STAND UP」など素晴らしい作品を作ったけどさ、それ以上のものを作らんといかんと思うけん、黙って聞こうと思うて聞きよったらくさ、ク〜〜〜〜っと(笑)。 で、そんな気持ちをクールダウンしてくれるのが絵やね。 だから、ほんと良かったなと、うちのカミサンとよく言うっちゃけどね。 で、クールダウンさせながら描いたのがこの「HEART STRINGS STUDIO」。実際の色は後で見に行ったらあんな色じゃなかったけどね。でも先日、松永が飲みに来た時に、すぐわかってくれたもんね。 これ見てん。ここに石井がおろ。熊谷、正木やろ、坂田さんやろ、行徳やろ、山善やろ、松永やろ。そして、こっちに悩みよぉ後藤がおるわけよ。
で、クールダウンさせながら描いたのがこの「HEART STRINGS STUDIO」。実際の色は後で見に行ったらあんな色じゃなかったけどね。でも先日、松永が飲みに来た時に、すぐわかってくれたもんね。 これ見てん。ここに石井がおろ。熊谷、正木やろ、坂田さんやろ、行徳やろ、山善やろ、松永やろ。そして、こっちに悩みよぉ後藤がおるわけよ。
山善: あの棚の上にあるよ。
山善: 出さんよ。毎回、新作しか出さんちゃけん。だから、もう300点くらい描いたことになるね。そこから半分以上売れたっちゃないかな。 で、作品が売れたら、どこに飾るかも見届けんと嫌なんよ。福岡市内なら全部、(奥さんと)二人でお届けするとよ。
山善: 2年前の個展が終った時にすぐに予約をいれとったったい。 県立美術館の偉い人が、サンハウス大好き、モッズ大好き、山善大好き、ルースターズ大好きで。最初、契約するときに契約書の前に「キャデラック」のCDにサインしたもん。 そういう人でね。カメラマンの鎌田さんが写真の個展をやったとき、「最終日にライブをしていいですか」って聞いたら、実際は駄目らしけど見逃してくれたもんね。
山善: あとは曽我の作品を仕上げるだけやね。 BERO: あれは、まだ制作途中なんですか? 山善: そうよ。まだ下塗りやけん、今から描きこんで綺麗に仕上げていくとよ。でも、明日はレコーディングやし。・・・・・・「可愛いアノ娘」。
山善: そうよ。まだ下塗りやけん、今から描きこんで綺麗に仕上げていくとよ。でも、明日はレコーディングやし。・・・・・・「可愛いアノ娘」。
山善: 新作用に15曲録ったでしょ。で、それが東京のディスカスから出ることになったときに、「目玉になる曲が欲しい」と言われてね。「ロッカーズ」の映画もヒットしたということで、映画の挿入歌でもあった作詞が陣内&山善、作曲が板東嘉秀の「可愛いアノ娘」をボーナストラックとして追加して16曲で発売することになったわけ。
山善: 最初、谷のギターのアップから始まろうが。泣いたぁ。 浦田さんで笑ろうて、そして、泣いたね。 谷と言えば、10年くらい前に俺が東京に行ってTAD三浦(奥さんの弟)、石井啓介達と新宿ロフトでライブをやったったい。柴山さんやら来とったけど、ベレー帽かぶった谷も来とったもんね。 当時、谷はゴーバンズの作曲をやってて、ミュージックステーションとかにも出よった頃でね。 「儲かりようやない。なんや、フランスのレジスタンスのごたぁね。バイクは乗りようとや?」と話したら「目が悪くてですね」って言いよったもんね。 そしたら、2週間後くらいやったかね、石井から電話があって「谷が死んだ」って。 ・・・なんや、それって。
山善: ROCKするやつは、本も読む、映画も観る、絵にも携わるとかしてね、視野を広げて進んでいかんと駄目よ。ROCKだけ!って切り離しても駄目よ。 イマジネーションよ。 そして、絵に自信のあるやつも無いやつも、山善の個展に来て、「なん、こげな絵なら描っきるぜ」とか思うなら思うてみないて。それをキッカケにして、次に進めるっちゃないや。 Hei! Let's Try! Action! ・・・・やね!!