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コラム


"1980年代"リスト


[Blue Jug] 13号--1983.12.25



TALKIN' ABOUT IT.  by 佐谷光敏
■'83.3.27/R.R.CIRCUS-at.富士映劇

 堅いスキャンダルは直ぐに忘れ、馬鹿げたゴシップだけか俺達のまわりで踊り狂っている。
 ゴシップっていう奴は他愛もないハプニングや罪のないジョークをチューインガムみたいに脹らませ、興味本位な連中の手中で「思い通りの真実」っていうものにすりかわってしまう。きっと第三者のフィルターを通す事によってのみ自己の存在を知るべく悲しい人達なんだろう。「俺達が麻雀に熱中してステージをスッポカした」とか、「俺のまわりには水子の霊が漂っている」なんて言う、インチキ霊媒師みたいら奴も。--俺さえ知らない事なのに。
 東京から帰るとまずライヴの話題よりも先に女に関するゴシップが俺の耳に飛び込んて来た。本当に参ってしまう。シンガポールに行ったわけじゃない。なけなしの金をはたいて、何の為に東京に行ったのか--誰にだってわかるはずなのに。どうもモダンドールズには、そんなイメージあるみたいだ。俺達のロックにはセックスを感じさせる要素が強いから------

 モダンドールズにとって初めてのツアー(8/29広島青少年センター、8/3ウッデイ・ストリート、9/2鹿鳴館、9/3新宿ルイード、9/5新宿ロフト)は全体を通して客の入りもよく、ノリのいいライヴが出来た。中でも上出来だったのは東京3日目のロフトのステージだ。鹿鳴館、ルイードに来てくれた連中も最初はとまどっていたが、その日は俺達をだいぶん理解してくれて、リハーサルの頃から入□に多くの奴等が待っていてくれた。結局開場したものの全員入りきれなくて、あわててシー卜をとっぱらった次第だ。  俺達のビートに300人近い人の波が 揺れるっていうのは快感だった。店の 奴も初めて東京に出て来てこれだけゴ キゲンなライヴをやったバンドは、初 めてだって驚いていた。そいつより驚 いていたのは俺達だったけど。

 東京のボールルームでいくつかのバンドを見ることができた。四ッ谷のフォーバレーで見たBLACK−50はいかしてた。他のバンドに関していえば、見てくれはいいんだけど-----アインシュタインがいい事を言っていた。ある日彼の妻がこういった「お願いだから何処かでいい服を買って来て下さいよ。」すると彼はこう答えた。「そんな必要ないよ。包み紙でポークチョップを選ぶような人間は何処にもいない。」って話したけど、俺は彼に賛成だ。いずれにしろバンドにとって大切なことはポークチョップの味だから程よい甘味とピリッとした毒気のようなものがないとまずいと思う。包み紙っていうのはどうせすぐゴミ箱にすてられるものだから。

 最近俺達のサウンドがポップ指向に項いてるとか、ロックンロールしてないなんて言う意見をよく聞くけど、それについて1つ、2ついわせてもらう。
ある意味では、音よりも過激じやなくなったと思うが、今、はやりらしいハードコアパンクの連中がこぶしを上げて世間のモラルにつばを吐き、暴れているけど、それがいったい何の革命になる?大半の奴は親のスネをかじりながら−人前のグチをたたく、(もちろんそうじゃない奴も知つている)これがロックだっていう奴には、もう何もいわんけど、へ夕なアナーキズムは持ってほしくない。ここは日本。イギリスの連中ほど緊迫したプレッシャーはないはずだ。俺も5年前、博多じゃあ珍らしがられた金髪少年の一人だったから、そんな気持ちわかるけど、社会と自分との間に、自ら璧を造るのはドロップアウトっていうより、ある種のナルシズムに近い行動だ。
 考えてみれば俺もアナーキストな一面がある。馬鹿げたことだけど10歳の頃赤軍派の記事をスクラップして辞書を片手に彼等の思想に興奮した時期もあった。親にスクラップを捨てられてからずっと忘れてたけど。

 それからセックス・ピストルズについては、バンドスタイルのひとつとしてアナーキズムを強く取り入れた巧績には頭が下がるけど、とりわけ日本に住む俺には共鳴する歌詞はなかった。  世界史のフランス革命やイギリス革命の授業中いねむりしてた奴はピストルズのアナーキズムにしびれたらしいが、まじめな俺は、あの重苦しいビートにしびれた。モツズにしてもクラッシュばりのステージングだけどそれは単にスタイルであって、クラッシュみたいに政治的な事は唄ってない。どっちかというと歌詞の面じやミック・ジャガー、ボブ・ディラン風のスパイスのきいたメッセージソングやラブソングが主体だ。本屋で「無政府主義云々」ていう本と「女の口説き方云々」ていう本が2冊あったとしたら、どっちを読みたいと思う?
-----俺はインテリじゃないから、後者を読んで、しがないロックンロールを歌うと思う----

 オイ、ロックンロールっていったい何だ!


'83.9.2/鹿鳴館
東京ツアーOFF。東京ROCKERたちの驚くほどの熱狂ぷりも充分うなずけるモダンのPOWER。
'83.10.30-多夢/東京ツアーから須崎公園のライヴ・エクスプロージョン、学園祭出演、そして西日本ケープルTVの有線放送パイロット版制作のビデオ撮影など、今後の展開が大いに注目されるMODERN DOLLZ。
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